本格的にテーパリングの時期に入り、あとはいかに脚を休めるかという大切な時に北海道は雪が積もってしまった…(T ^ T)
根雪にはならないだろうけど、まだ車が冬タイヤではない私はその日の移動は、全て徒歩になり脚を酷使することに…。
(酷使とは言い過ぎですが…笑。雪道はなかなか脚が疲れるものです(^^;;)
先日のアフターで冬の時期の練習について、参加メンバーでお話をしました。
週中と週末のポイント練習は、屋内トラックにて実施する事。セット練のロング走はみんなで雪上jogで鍛えようという事になりました(T . T)ウゥ。
多分、私だけ絶望を感じていたアフターでしたが、その理由は今年の1月始めの週末のメニューが
・土曜日変化走18km
・日曜日雪上jog15km
だったから。しかも、距離は週ごとに1kmづつ増えていき、最後は雪上jog30kmに…
当時は、雪上で20km以上走る事は月に1度あるかないかでしたので、非常に疲れた。また、大雪が降ると除雪がされていない日があったり、週末は除雪が入りにくく、走りにくいのです。
(あぁ〜。この時期が来てしまった〜(T . T)
と思うと同時に
(これは、体幹を鍛え脚力を強化するチャンスではないか?)
と今年は、プラスに考えることにしました。そして、そう考えるのならば雪上jogの効果について調べてみようと思い、今日は面白い事実も分かったのでまとめてみようと思います!
雪上jogあるある…?
雪の降る地域のランナーさんの中でありがちな会話
「雪の上を走るんだから体幹も鍛えられて春には速くなってるはずだ!雪上という過酷な状況で走ることにより、より速く走れるようになるんだ!」
という話。
まさしく私もこの考えはあり得るだろうな…と思っていました。しかし、よく考えたら1〜3月の間に道外の雪の無い地域でトレーニングを積んだ方だって普通に春先には速くなってますよね(*_*)?
(うぅ…(T . T)やっぱり、雪上jogは嫌だ…)
他にも
「不整地を走る感覚なので脚への負担は少ないだろう!」
という考え方をする方も多い。
(そうだよね!なら、頑張るかぁ〜(T . T)
と、色々な説に惑わされ、情緒不安定に…笑
私の精神が崩壊する前に…◁え?
真偽のほどを確認すべく、色々な論文や研究結果を調べると面白い事が分かりました。
雪上走を取り扱った実験
ある道内の大学陸上競技部の部員7名が雪上路面と通常路面におけるランニング時の生理学的特性と運動学的特性の比較した研究結果があります。
被験者の競技レベルと冬場の路面状況
・被験者は、5000m15分35秒〜18分台とばらつきがある。
・路面状況については「氷板」
※「氷板」とは、圧雪表面がプラスの気温や日射で融け、圧雪に浸み込んだ融け水が凍り、厚さ1mm以上の板状の氷に変わったものアイスバーンと呼ばれることもあります。
(要は、スケートリンクのような路面で実験したとのこと…恐ろしすぎる(;´д`)
測定は、雪上路面を1月・2月・3月、通常路面条件を3月・4月に実施。
呼気ガス動態、走速度、筋電図をとって分析を行ったとのことです。
(ふむ。ふむ。これは、信憑性が高そう!)
実験結果と考察
走速度が雪上走で落ちるのは当然として、ランニングエコノミーに差はなく、筋活動に至っては雪上走で全体的に抑制傾向がみられました。
この実験を行おうと思った方も雪上走でバランスを取るのにどの位、筋活動が活発になるか知りたかったが故に脊柱起立筋や腹直筋の活動量が雪上走で抑制傾向になることは意外だったようです。
考察
以上のことから、雪上路面ランニングのランニングエコノミーは通常路面ランニングと比較して有意差はないものの、筋の活動量が抑制されていたことから走行速度が向上しないことが推察された。
長距離走のパフォーマンス向上に寄与しないと考えられる。
とのこと。
雪上走で脚に対する負荷は少ないと同時に体幹が直接鍛えられるような事は少なさそう。しかも、走行速度が向上しないとのこと…
(非常に残念無念…(T . T)
ただ、氷板という路面状況でしたので他の路面状況だとまた少し違う結果が出そうだと私は思いました。氷板路面で走ることはとても危ないのでほぼない。そんな日は、ランオフか屋内ランにしてます。
「なんでそんなに雪上jogを嫌うの??何か雪に恨みでもあるんですか?笑」
そう思う方もいるかもしれませんが…
私は、暑さに弱いので寒いのは大丈夫だし、トレッドミルより屋外ラン派です。好きじゃない理由は、ただ単に雪上だと自分の走力が低下したように感じるからσ^_^; (理由がどうしようもない…笑)
夏になると暑くてペースが上がらず、走力が落ちたと感じるのと同じ感じですね…。
スノーマラソンにエントリーはした!
そんな私もランニング1年目と2年目には、スノーマラソンにエントリーしました!!
11月頃からエントリーが開始するのですが、雪が積もる前の私のやる気は毎年凄まじい。
(はい!やる気はいつもあります‼(*’▽’)ヒノタマーーー。だけど、2年連続レースを破棄しています(運営の方々、ご迷惑をおかけして本当にごめんなさい)
〜1年目の私〜
(よーし!雪が降ってもモチベーション維持のためにスノーマラソンにエントリーだ!!)
雪が降って初めてのランニング……
(あぁ〜!!怒。走りにくい!こんなんじゃスノーマラソン出たくない!どうしよう‥)
〜2年目の私〜
(去年より走力も上がってるし、雪道だって速く走れるはず!今年は、絶対出よう!)
雪が降りしきるある日……
(なんじゃこれ?怒。こんなんでまともに走れるわけないじゃん!レース、やっぱり辞めよう)
こんな経験から3年目の去年は、貧血もありもちろんエントリーはせず、多分というか絶対に今後エントリーはしないです(・・;)
人は、嫌な事をやらなければならない時に何かとつけて損得勘定で物事を考えがちです。ただ、今回の研究結果だって雪上走がマイナスというわけではなく、ランニングエコノミーは雪のないロードと効果はほぼ変わらないという事ですから、損得考えずにコツコツと続けていこうと思いました。
なんだかんだ言って、毎年走ってますので今年もなんだかんだで走るんだろうな…(他人事⁈)
このような結果でしたが、走るか走らないかはあなた次第です☆
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