5月18日(日)、春の北海道・メインレースとなる、陸連公認フルマラソン!洞爺湖マラソンに、ハシルコト北海道のメンバーの多くが参加してきました!
洞爺湖マラソンはアップダウンが多めのタフなコースではありますが、この時期の本州はすでに日中、25℃前後になってしまうことも多いため、15℃前後と快適な気温で走れる洞爺湖マラソンに遠征してくる本州のランナーも、意外と多い大会です。

レースのポイントは13km~14km地点まで続く細かいアップダウン・大きなアップダウンまでに、頑張りすぎないこと。
序盤で頑張りすぎると、もれなく30km・35km以降に地獄を見ることになります^^;
今回ハシルコト北海道から、洞爺湖マラソンに参加したのは
・げん、GOさん、ぱぐおさん、のりこさん、はしモンさん、みかんさん、たむちゃん、でむむんちゃん(10km)
なお、私・のりこさんは練習の一環としてテーパリングなどもせず、モデレートくらいのスピードで20km~25kmを走って終了としました。
雰囲気を味わえて、楽しかった!(*^^*)
げん 25km 1時間40分09秒(4’00/km)

のりこさん 20.5km 1時間40分19秒(4’54/km)

【はしモンさん】
はしモンさんのレースレポは、すでに別記事でアップ!されていますので、そちらで!
はしモンさんもオーバーペースなら、ちゃんと普通に撃沈する一般市民ランナーだった!良かった!!(笑)

【みかんさん】
春の伊達・洞爺湖を目指して冬の間に頑張ってきて、まず伊達ハーフでPBを4分近く更新して1時間25分24秒の好記録をゲット。
ただしフルマラソンは、ハーフまでとは別競技と言っても良いほど、タイムを出すのに必要な能力が増えます。
レース前に会った時は
「ダメだったら、30kmでやめようかな~」
とか言ってたけど、果たして30kmで私(げん)と一緒に、車でゴール地点までワープ(DNF)したのかどうか!(笑)
以下、みかんさんの日記から!
「メッチャしんどかったけど、楽しかった🥳
久しぶりのフルマラソン、ちゃんと練習積んで走ったことはほぼなく、毎度撃沈してるイメージが強過ぎてメチャクチャ不安だらけ。
それでも今まで練習会でやってきたことと、自分の感覚を信じてレーススタート🏁
【1〜5㎞】 22:29 スタートのロスは16秒、そこまで混雑することもなかった。 スタートロス1、2分は覚悟してたので、変に意識しなくてすんだ😌 下りと追い風に任せて気持ち良いペースで走れた🙆 暴走しなくて良かった🤣

【6〜10㎞】 22:39 特に意識せず、jog感覚で進む。 やっぱり集団の後ろで走るのは歩幅が合わなかったり、リズムが合わなかったりでストレスになるので、集団につくこともなく、自分のペースで走る🏃♂️➡️ 35㎞過ぎまで後ろで足音がずっとしてたので、たぶん風除けにされてた🤣
【11〜15㎞】 22:59 ここくらいまではあっという間に来れた‼︎ まだまだ元気🥳
【16〜20㎞】 22:54 意外と脚が重くなり始める…💦 なんとかなるだろうとペースは変えずひたすらjog感覚で進む。 スタートで一緒になった女性ランナーの方と並走、ペースもリズムも合ってメチャクチャ走りやすかった😊
【21〜25㎞】 22:47 ペース変わらず、ひたすら無心でjog感覚。
【26〜30㎞】 23:02 やっと30㎞‼︎ 残りキロ5で行っても320は達成できそうとかひたすら計算し始める🤣 まだ元気でペースは維持できた‼︎

【31〜35㎞】 23:16 心拍は余裕あるけど、脚がだいぶ重くなってくる。 1㎞ごとにあと全部キロ5で走ればゴールタイムこれくらいみたいな計算をして、なるべく脚が重いとかは考えないようなする笑笑
【36〜40㎞】 23:43 左のふくらはぎが攣りそうになる💦 そのうち右ふくらはぎも攣りそうになり、少しペース落とす😭 ずっと一緒に走ってた女性ランナーとお別れ👋笑笑 タイム的に315がギリギリだったけど、この辺でもう無理かなーと諦めモード😩 やっぱり脚の根性なしは改善されてなかったか?😭笑笑 若干の段差でも攣りそうになったけど、止まることなくとりあえず前に進む。
【41〜ゴール】 10:35 残り1㎞の看板通過、時計見る3時間9分台、頑張れば315いけそうってことで、ここから両ふくらはぎ攣りそうになりながら、ペースアップ⤴️
ゴール見えた、げんさんとはしモンさんも見えた!

なんとか315以内にゴールしたいと全てを振り絞りなんとかゴール🏁

3:14:40 ギリギリ315達成㊗️
今回最低限の目標はサブ3.5 いければサブ320だったので、315達成できたのは予定外😅
ハシルコトに入るまではずっと1人で走ってきて、フル走るたびに撃沈してきたので、サブ3.5は無理かなーとかファンランに切り替えようかなーとか思ってたけど、ちゃんと練習積めばタイムは出る‼︎笑笑 チーム入って本当に良かった✨
もちろんアフター🍻も最高でした🎊 みなさん、お疲れ様でした🫡 応援ありがとうございました🙇

【たむちゃん】

みかんさんと同じく、冬に道外遠征はせずに伊達・洞爺湖を本命として練習を積み上げてきた、たむちゃん。
私(げん)がサブ315を初めて達成したのが10年前の洞爺湖マラソンで、ネガティブスプリットで到達しているので…

「それを目指す!」って冬の間から言っていた、飄々(ひょうひょう)としているのは仮の姿、実は熱い男・たむちゃん!さぁ、どうなったか!
…たむちゃんの日記は無し!以上!(笑)
秋は3時間10分切りを目指すと宣言していましたから、また一緒に頑張りましょう~♪
3時間16分13秒(4’39/km)

【ぱぐおさん】

静岡マラソンで苦汁をなめた、ぱぐおさん。
しかし全く腐ることなく、伊達ハーフで冬の成果を大きく発揮して超絶PB(1時間33分08秒)!
そして来ました。リベンジの舞台・洞爺湖マラソン。
コース自体は静岡よりもタフでタイムが出にくいコース設定ですが、今回こそは、いけるはず!
…でもレース前日に、成り行きでだいぶアルコールを飲んでしまった模様(笑)
やっぱダメなのか~~ww
「いや〜 フルマラソンは難しい😓
またもや撃沈ながらも、なんとかPBは更新!

言い訳できない最高のコンディションでした!
秋のフルでは目標達成するぞ😤」
PB更新の素晴らしいレースが出来たにも関わらず、日記は4行!(笑)
終盤に撃沈してしまった悔しさが滲(にじ)んでいますが、それでも(たらふく飲んだ翌日の笑)自分超え・PB達成ですから!!
伊達ハーフに引き続き、フルマラソンでもPB更新、おめでとうございます!!
3時間36分15秒(5’07/km)

【GOさん】

例年、サロマ湖100kmウルトラマラソンを上半期のメインレースとしているGOさん。
そのための伊達ハーフ・洞爺湖マラソンと言っても過言ではない位置づけではありますが、いつも「いやだ、いやだ」と言いながらも(笑)、レースには全力で挑戦。
今回の洞爺湖マラソンも、コンディションが整わない中で、精一杯のチャレンジを見せてくれました!
「今年初のフルマラソン、洞爺走ってきました!
サブ4狙いでしたが記録は全く及ばず、自分の今の走力…
今回は、岩本能史氏の持論「マラソンは食べるスポーツ」を参考に(サロマにも繋がると思い)5k毎に給水、補給を試してみました
(今までのフルは、給水のロスタイムが気になり、持参のジェルでテキトー補給でした)
マラソンって、本当に奥が深い!
これからも色々試しながら、走り続けたいです。お仲間とのアフタービール、これは毎回最高です\(^^)/
洞爺走られた皆さん、お疲れ様でした!」
4時間08分07秒(5’53/km)

【でむむんちゃん】

初の10kmレース出場となった、でむむんちゃん。
見事10kmを、PBで完走!
レース後はしばらく動けなくなる位まで頑張ったのは、すごい!
10km 1時間05分22秒(6’28km)
そしてレース翌日は、とんでもない筋肉痛になった模様(笑)
ガーミンのスタートボタン、よっぽど号砲と同時の”グロスタイム”にこだわるエリートランナーじゃない限り、スタートラインでスタートボタンを押す”ネットタイム”でOKですよ★
【洞爺湖マラソン後の雑感】
伊達ハーフの時の雑感でも書きましたが、フルマラソンを最後までイーブンで走り切るためには”ペース配分”がいくら正しくても、42kmという長い距離を走るという”距離耐性”が身についてなければ、どうせ速く走っても遅く走っても30kmや35kmで疲れてしまって大きくペースダウンしてしまいます。
そこからイーブンで走れるようになるまでに
・疲れはするけど、30km以降に大幅なペースダウンはしなくなってきて粘れるようになる
・35kmくらいまではイーブンでいけるようになり、その後の7kmも大きくペースダウンしない
・40kmくらいまでイーブンでいけるようになり、残り2.195も何とか小さいペースダウンで粘れる
・最後まで落とさずいける
みたいな感じに成長していければ、最高だと思います(*^^*)
ただ、洞爺湖みたいなタフなコースだと…ランナーの”脚質”、つまりランナータイプ(選手の特徴)によっては”どうにもならない”こともあるので、
(洞爺湖マラソン、いつもダメなんだよな…)
となっても、落ち込む必要は全くないです。
“脚質”というと、「末脚が切れる」みたいに馬に対して使う用語だったり、人間でもロードバイクに乗っている人がよく使うような言葉ですが、ランナーでも、同じように使える用語だと思うんです。
体型でもザックリと脚質分別出来たりもしますが、例えばこんな感じ
1.小柄で細く、体重が軽いランナー
遅筋が多くスタミナタイプに多い。登坂力(登りが強い)があり、向かい風に弱い(風を受けるとフラつく、など)。
タイムトライアルやスピード練習が比較的苦手で、月間走行距離が多い傾向。ランバカ(褒め言葉笑)
痛みに鈍感なことが多く(ないしは我慢強い)、怪我をする時は大怪我で長期離脱となってしまうこともしばしば。
アップダウンのあるコースでも脚がヤラれにくく、どんなコースでも対応出来る。
2.身体が大きかったり、筋肉質、体重が比較的重いランナー
速筋が多く、スピードタイプに多い。登りより下りの方を得意とし、向かい風には比較的強い。
スピード練習をさほど苦にしないものの、月間走行距離のボリュームを大きく取っていくには長期間の漸増期間が必要で、疲れやすい。
短い距離のレース(ハーフくらいまで)は得意であり、距離の長いレースほど苦手。そしてアップダウンのあるコースも苦手。脚が棒になりやすい。
痛みや疲労に敏感、レース中でも苦しみやダメージに敏感で”やめたくなる”ことが多い傾向。
痛みに敏感なところは悪い影響だけではなく、大怪我になるまで痛みやダメージを”成長”させることが少ないので、軽微な怪我で良い意味でビビって(笑)、ちょいちょい休みを入れるのが良い面でもある。
★★★
もちろん上記の中間のような位置にいるランナーもいるので、あくまでも大雑把に、ザックリとという感じ。
マラソン練習では”中間筋”を”遅筋”にするような取り組みなどで、スピードタイプも何とかフルマラソンに対応するような身体作りをトレーニングします。
しかしながら、LTなどは加齢もあまり関係なく何年も能力向上しますが、暑さ耐性などもそうですが
練習ではある程度のレベルまでしか伸ばせない、伸びる幅も狭い
という類(たぐい)の能力があるのも、また現実。
洞爺湖のようなアップダウンのあるコースを(憧れている誰かのように)Mペースでイーブンで走りきりたい!鍛えまくって、何とかしたい!
と思って出来る人と、出来ない人がいます^^;
たくさん時間をかけて苦しんでも”さほど”能力向上しないものに注力するより、やればやるほど伸びる能力に集中して取り組んでいった方が、絶対に良い。
いま洞爺湖でEペース上限(例えばVDOT49・キロ5)でしか走れない状態をモデレート(4’50/km)で走れるように、1年かけてアップダウンに強くなるぜ!よりも、走力のレベル自体を上げて同じEペース上限(例えば1年でVDOT2つ上げて51・E上限4’50/km)にする方が、つまりVDOT自体を上げる取り組みをする方が平地でさらに記録はよくなるし、コスパも圧倒的に良いことは明らか^^;
マラソンは”苦手を潰す”作業が走力を上げると言われますが、努力してもたいして上がらない苦手な能力を上げる取り組みをする必要は、ないです。
私をはじめ、フルマラソンが苦手・アップダウンが苦手・暑さも苦手・苦しいのもイヤという虚弱体質で、フルマラソンの素質がないランナーは(言いすぎやろ笑)、出来ないことはこれからも出来ないので
暑さに強くなるぜー!道マラPBだー!とか、難コースを攻略してドヤしたいぜー!インスタで映えるぜー!みたいなことは目指さず(笑)、気温が低くて超絶フラットな大会を目指せーー!!ww
コメント
ハシルコトノースリーブ忘れたまえぴです。
いつも楽しく拝読しています。
洞爺湖は13〜14kmの山以外はフラットならコースだとこの記事を読むまで思い込んでました。
今回だけは、『アップダウンのあふタフなんだ!』と知ってしまい思い込みの暗示が解けてガクブルです(笑)
あー!ハシルコトノースリーブを忘れたまえぴさん(笑)、コメントありがとうございます!
洞爺湖はタフなコースの部類に入るんですよ~。
大きな山以外にも、全体的に細かいアップダウンが続いて”総上昇量”が積み上がっていって脚を削られますからね。
国内レースの総上昇量で言えば(いずれもガーミンの実走データ)
・東京やつくば 90m前後
・洞爺湖 170m前後
・京都 210m前後
みたいな感じで、高速コースと言われる大会は概ね100m前後以内。
タフなコースは200m前後以上、そんな感じですよ~。
以前ハシルコト本体のブログで、アップダウンの少ない大会ランキングの記事を作りましたが、情報が古いので…
今現在の、新たなランキングを作りたいものです。