距離を増やすのが怖い。でもスピードを出すのは、もっと怖い。
マラソン練習では、しばしばそんな”恐怖感”と対峙して葛藤を覚えることがあります。
過去に怪我で痛い思い、悔しい気持ち、怖い体験をしたことのあるランナーであれば、なおさら。
それは何も初心者ランナー、走歴の短い市民ランナーに限ったことではなく。
怪我から復帰した人であれば、再発の恐怖に押し潰されそうになりながら思い切って実施する、復帰後初のスピード練習やロング走。
そしてある程度の走力があるものの、年間を通じてスピード練習は閾値走やCVペースが多いランナーにとっても、IペースやRペースといった非常に速く苦しいスピード域で実施するトレーニングに取り組むのは、怖さがあるんだ。
怖さの”質”というか、中身はそれぞれ違うけど、
・スピードを出す(or距離を長く走ることで)苦しむのではないか、という怖さ
・怪我をしないだろうか、という恐怖感
そんな感情を持ちながらも、何かしらの確信や決意を持って一歩踏み込める人がレベルを上げていく訳ですが…
ある程度の”目安”みたいなのは、勉強して知っておきたいですよね。
例えば、走歴の浅いランナーがスピード練習に取り組もうかな…でも怖いな…と思うなら、
・どんなランナーになれば怪我とは無縁で、スピード練習を実施し続けて、走力を長期間に渡って上げ続けられるのかを学ぶ
→ポイント練習を、怪我なく普通に積み上げていく事が出来る”ジョグの量”を、しっかりクリアしているのかどうか(詳しくは↓我ながら、素晴らしい記事!笑)
怪我から復帰して再発することなく、また順調に走力を上げていけるようになりたいな…と思うなら、
・受傷した怪我をどうやって治し、どれくらいの期間で通常練習に復帰していけば良いのかを学ぶ
→怪我からの復帰プログラムは様々なものがありますが、例えばダニエルズの復帰プログラムを勉強して実施するなど、個人の感覚でテキトーにやらないようにする。
↑復帰プログラムの一例
怖さや不安感を払拭するのは、いつだって”学び”だと思います(*^^*)
なお、昨今のインターネット上の情報は”玉石混交”ですので…
しっかりとした、世界的に見ても頭の良い人が考えて体系付けられているような書籍や、膨大な被験者(ここ大事。被験者10人とか20人とかはイマイチ^^;)を対象にした研究結果など、エビデンス的に間違いが少ないだろうと思われる媒体そのもの、あるいは、それを参考にして解説してくれている人の情報をゲットすると良いかと思います★
個人の感想や感覚を聞いたり目にして、裏付けを気にせず単純に
「おー、そうなのか!やってみっか!」
ってやると、うまくいくことはあるかもしれないですが…
ダメな事の方が、多いです^^;
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