アドバイスは、難しい。
なぜなら人は、よほどの事がない限り”アドバイス”など、求めていないからだ。
私がまだ、ブログやYouTubeをやるよりも前・2017年のことです。
サブ3はすでに達成していたので、走力や練習にもある程度の自信が付いてきた頃。
チームの練習会などで、自分より走力的にまだ発展途上だと思われるメンバー(男性も女性もいました)に、たまに”アドバイス”的なことを言ったことがあります。
一応相手も大人なので普通に聞いてくれはするのですが…全く響いていないことは、雰囲気から明らか(笑)
(あ、いねけ~。クソバイス、やっちゃったか~^^;)
と後悔したものの、あとの祭り。
クソバイス:相手を思いやっているように見えて、上から目線の論を押し付けているだけ、しかも言った本人はとても気持ちがイイという「クソ」みたいな「アドバイス」=「クソバイス」
走ることだけではなく、多くの場面で”アドバイス”的なことは控えた方が良かったんだ~と思いだした瞬間でした。
ビジネスなんかでも、例えば「アドバイスするのが仕事でしょ」と思われるコンサルタントのような職業でも、新人教育でまず教わるのは
「とにかく、お客さんに対してアドバイスはするな」
だそう。
男性と女性の”脳”の違いによる差というのも有名なお話で、アドバイスしたがるのが男性脳であり、共感して欲しいのが女性脳ですよね。
“共感”ということで言えば、男性であってもマウントを取られるようにアドバイスされるのは当然ながらイヤなのでw、実は「共感」は性差なく最強。
その”システム”を常に心がけていれば、アドバイスしたいという欲望がムクムクと沸き上がってきた時に(笑)
(これはマズい。アドバイスはグッと抑えて、ただただ話を聞いて共感しよう)
というブレーキになり得ます。
特に男性が”良かれ”と思って女性相手に、相手が欲しいと思ってないアドバイスを気持ち良くしてしまうと
「超絶嫌われやすい」
という、最悪のデメリットがあるので、ほんと要注意^^;
“アドバイス罪”という本を書いている”あきまん”さんは、X(旧Twitter)でフォロワーさんからアドバイスを受けると、速攻ブロックすることで有名ですw
「ユンケル買ってこようかな」→「ユンケルよりオロナミンCをおすすめしますよ」→「アドバイス罪でブロックします」
「ブランチは梅干しとオランジーナと水」→「今の時期に栄養蓄えておかないと」→「ありがとうございます。アドバイス罪でブロックします」
など、その徹底ぶりはお見事(笑)
ここまではどうかな、とも思いますがw、氏の
“一見親切に見えるけど、求めてもいない他人のアドバイスは毒である”
という考えかた自体は、なるほどな~と思うところはあります。
翻(ひるがえ)って、自分自身の振る舞いについて。
かつて自分が経験したことや書籍などから学んだことを踏まえて、仕事でも家庭でもランニングでも、基本的には求められない限りアドバイスはしないことにしています。
「いやいや。ブログやYouTubeでバックボーンはあるんだから、アドバイスしても良いでしょ」
という向きもあるかもしれませんが、私にどんな背景があるにしても、お話させて頂く方に話を受け入れてくれる”準備”が無ければ、どんなアドバイスも入っていかないと思っています。
その準備というのは、こちら側から整えて差し上げるのは難しいこと。
なので誰かが実施している練習やマラソンに関することで
(あ、これはちょっと間違ってるかもな…)
と感じても静観。アドバイスは、決してしないことにしています^^;
子育てや部下を育てる、みたいな時もそうですが、あえて回り道をした方がその人のためになる・成長に繋がることって、往々にしてありますしね。
ただアドバイスを求められた時は、共感をベースにしつつ、出来る範囲のお役には立てるように頑張ります★
ということで、ハシルコト北海道で私から何か申し上げることは”ほぼ”ありませんので^^;、何かあれば是非お声かけくださいね~♪
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